誰かが足りない (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社 (2014年10月16日発売)
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本棚登録 : 1610
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「誰かが足りないとそう思えるのは~(途中略)満たされる日を夢見ることが出来るのだから。」本文のこの言葉にタイトルに込められた意味が集約されていると思う。それを考えると、この作者は言葉の使い方が本当に巧い人だなと読んでいて感心させられた。私的には予約5の調理師志望の男性の話が、「これから始まる良い何か」を予感させる点で読んでいてこちらもウキウキとしてくる。その点がよかった。あと中江有里さんの解説も、この作品を分かりやすく解説していて、作品を振り返る上でいいなと思った。感想はこんなところです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本の作家(一般)
感想投稿日 : 2017年11月8日
読了日 : 2017年11月8日
本棚登録日 : 2017年6月23日

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