ゴミ屋敷、下着泥棒、散骨、年賀状の未配達などなど、はじめは些細と思われた事件が大きなものへとつながっていく。
この作品からは、事なかれ主義の上司のもと、「生活安全特捜隊」の班長となった結城を中心とする班の捜査への執念が匂いたってきて、連作モノだがなかなか読みごたえはある。
ただ、結末がすっきり終結せず、何か置いてきぼりにされたような想いを残す作品もあったが。
それと、結城だが、部下がヘマすると、自分に責任が降りかかるのではと、オロオロしたり、他の部署に嫌味を言われ、頭に血を上らせたりと、成長過程にある、なかなか人間臭いところを見せてくれている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
警察小説
- 感想投稿日 : 2017年10月15日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2017年10月15日
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