シリーズものは1作が気に入ると、あとは安心して読めるものである。
人の敷地内にゴミで壁を形成し住んでいる男、その近所で手作りテーマパークを営む老人、行方不明の恩師を探してほしいという依頼、もう、おなじみだが、畝原の周りで、さまざまな出来事や事件が、ポツリポツリと起きる。
この作品では、ネジが外れた、薄気味の悪い人間は出てこない。
結末は切ない。
シリーズの中では、異色ともいえるだろう。
で、楽しみにしている幸恵の成長だが、話せる言葉も少なく、いまだに発作が起きることはあるが、それでも、みんなが笑っていると、嬉しそうに笑うまでになっている。
それが、とても嬉しい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ハードボイルド
- 感想投稿日 : 2017年9月24日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2017年9月24日
みんなの感想をみる