読者の年齢層が低く設定されているため、
医学の研究の過程なんかもわかりやすい。
そして久しぶりに読むことで触れた
「桜宮サーガ」、意外に覚えていることも
多く、「佐々木アツシ」の成長ぶりや
「ハイパーマン・バッカス」が意外にキーに
なっているところも面白かった。
そしてなによりゲーム理論の権威者
「曾根崎伸一郎」のやり取りはスカッとして、
そして物事を全体的かつ起こりうる現象も
踏まえ考えていることに驚いた。
こういう人が天才と呼ばれるんだろうな・・・
作品の内容自体も面白かったのですが、
今回の作品の各章のタイトルになっている
いろんな人の格言的なものも
あぁ~そうだよなぁ~と妙に納得した。
「扉を開けたときには、勝負がついている」や
「エラーは気づいた瞬間に直すのが、最速で最良だ」とか、
「閉じた世界は必ず腐っていく」、
「道はいつも、自分の目の前に広がっている」なんかもよかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年7月6日
- 読了日 : 2021年7月4日
- 本棚登録日 : 2008年1月17日
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