賽の河原。のような。
炭鉱の町での出来事。どん底の生活、餓えている。
死人に寄生する葛には、花が咲き、実がなる。
食欲と性欲は、ヒトのサガである。
むさぼり喰らうためにだけ子を産み死んでいく。
街との交流を絶たれた山の、約50年の時の流れが、淡々と書かれている。
私の意識を超えてしまった。
正視できない言葉。静止できない文字。
たぶん、忘れられない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アートデザイン写真
- 感想投稿日 : 2014年10月5日
- 読了日 : 2014年5月6日
- 本棚登録日 : 2014年4月24日
みんなの感想をみる