教室内(スクール)カースト (光文社新書 616)

著者 :
制作 : 解説・本田由紀 
  • 光文社 (2012年12月14日発売)
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本棚登録 : 1736
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3つのアンケート調査(中学生、大学1年生、教員)から、教室内カーストの実態を検証しようとする試み。

カーストが存在し、いじめの温床になると説く。
カーストランクは、学校内にいる限り変わらないという。
また、カーストに入らない最下層もあるとか。

教師は、スクールカーストを受け入れて、利用している。
カースト把握が、学級運営に重要なのだ。

<アドバイス>の項がある。

昔のテレビドラマのような熱血教師は、もういない。
子どもたちを、個性と見るのか?教室を社会の縮図として運営するのか?

下層の生徒は就職しても困るだろう。
私もそう思えた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読書
感想投稿日 : 2014年8月18日
読了日 : 2013年10月29日
本棚登録日 : 2013年10月24日

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コメント 2件

vilureefさんのコメント
2014/08/19

こんにちは。

以前からクラス内の派閥やランク付けはありましたよね。
私は“スクールカースト”と言う言葉が定着しつつあることに嫌悪感を覚えるのですが・・・。
最近やけに目につくもので。

だいさんのコメント
2014/08/19

vilureefさん
コメントありがとうございます。

>定着しつつあることに嫌悪感

おっしゃるとおりと思います。
大人(たぶん教師)が作った言葉なのではないでしょうか?

子どもの社会の中にも、「好き嫌い」や「駆け引き」はあったし、あることが普通だと思います。しかし、それは子どもたちが解決することがベストだと思います。
(出来ない。または「いじめ」になるから社会問題になるのかもしれないですが)

教育者と呼ばれる方々が、言葉を定義し、良策はこうですと提示する。
何か間違っていると感じます。
専門家を信じきってはいけないと思います。

ただ、問題提起にはなったかな?

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