ゴールデンライラック (1) (小学館文庫 はA 6)

著者 :
  • 小学館 (1996年4月17日発売)
3.73
  • (44)
  • (39)
  • (72)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 414
感想 : 33
5

アイズナー賞漫画家の殿堂入りということで、久しぶりに萩尾望都氏の作品を読んでみた。『ゴールデンライラック』の他に『ばらの花びん』『マリーン』収録。
『ゴールデンライラック』子供時代の出会いから時代背景とともに成長する男女2人の物語。少女が大人になるにつれてきれいになっていくさまを「朝焼けの空みたい」とたとえたのはちょっと感動してしまった。今時の漫画にはない表現だよなー。しかしこの話でジェニファー・ロペスとベン・アフレックを思い出してしまった私は俗だな。
『ばらの花びん』え?そっち?思ってたのと違う結末でした。『マリーン』人魚姫っぽいと思っていましたが、期待を裏切りませんでした。
この世代の漫画家の作品は文学作品、それも純文学だなーと常々思っているが、やはりそう。文字で表現するか絵で表現するかの違いですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月30日
読了日 : 2022年7月30日
本棚登録日 : 2022年7月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする