悪意と憎しみのがんじがらめ。復讐が復讐を呼ぶ残酷悲劇。主役は皆揃って腹黒い嘘つき。従順を装い、慇懃に振る舞い、寛大な態度を取り繕うその魂胆は、如何に惨たらしく敵を陥れてくろようかと思い巡らす、残忍な権謀術数。その果てにあるのは束の間の黒い悦びと、有無も言う暇すら与えられない、おぞましい報い。
要するに、手前勝手な連中が繰り広げる因果応報劇といったところであるのかな。
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- 感想投稿日 : 2014年1月29日
- 読了日 : 2014年1月29日
- 本棚登録日 : 2014年1月29日
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