前半はジュリア・ロバーツの魅力しか見所が無かったけど、まあ気の利いた台詞もあったので途中でやめずに見続けた。
中盤からは白雪姫も自分の意志で動き出したし(殺陣はお粗末だったけど)、小人達はチャーミングだしでまあまあ見られるようになったかな。でも小人達にも素敵な服を着せてあげて。
ドラゴンを退治してからラストにかけての展開が最悪。父親がよみがえるのがご都合主義過ぎる。
それに今時、灼けた鉄の靴で踊れエンド?昨今のアメリカの諸外国への対応から考えると自然な流れだけど、映画界がそれに追随するのはどうなの?
ラストの白雪姫の微笑が不気味だった。自分の結婚式に来た老婆を殺した直後に、心からの笑顔を見せて歌い踊るヒロインってどうよ。
なぜ白雪姫は女王を憐れんでやらないの?あのシーンでこの白雪姫も、鏡の女王のようなサイコな年増女になる未来が見えた気がする。
ヒップホップ?的なエンディングテーマも、なんだこりゃ?だったし…。アメリカらしい娯楽映画ではあるけれど、正直言って、作業用BGMとしても時間の無駄だったかも。
衣装や美術も、お金をかけてそうな割にはごてごてしているだけでセンスが微妙。
色々と風刺して中身のある映画に見せたいようだけど、物語を支えるテーマがゼロなので、見終わった後に、何も心に残らない。
ジュリア・ロバーツが出てるからと言って、こんな駄作を輸入することないと思う。広く見られるべき作品は他にもっとあるでしょ?
いま思い出したけど、軍勢と服を携えて戻ってくるはずのお付きはどうした?見落としたかな?ちょっと気になるけど、見直す気にならないからいいや。
予告を見て気になっていたから見たけど、予告の方が面白かった。
- 感想投稿日 : 2017年7月6日
- 読了日 : 2017年7月6日
- 本棚登録日 : 2017年7月6日
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