her/世界でひとつの彼女 ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]
- ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
能登さんがヒロインの吹き替えをしてる。だから観た。かなり不健全な映画だ。この人の仕事も恋愛も友人関係も不健全だ。
気心が知れた仲だと、いい大人同士でもどつきあったりするの?もっと節度のある付き合いが好きだ。
この男がいつも同じところで人間関係に躓くのは、与えられることばかり待ってるからだ。
世界が広がったら、こんな退屈な男から離れていくのは当然だわ。
ラストの元妻への手紙も不気味。ストーカーにならないか心配だ。
でもそれは大丈夫かな。やっぱり不気味だった元恋人と、ラストで元鞘になったっぽいし…。こんなに主人公を好きになれない映画って、なくはないけど、久しぶりに最後まで見ちゃったわ。最後まで見た映画の登場人物は、たいてい好きになっちゃうものだけど。まあ、元妻だけは良かった。
林原さんの浮世離れした淡い口調と、能登さんの地に足が付いた存在感のある口調の対比が印象的だった。二人のイメージ的には真逆だけれど、不思議にぴったりとはまってる。ともかく二人とも美しい声だ。
吹き替えの力でなんとか観られるものになってるものの、とにかく不気味な映画だった。
それにしても、あんなに素敵な美女が、どうしてこんな現実を見られないオタク男と結婚した?よほど恵まれない家庭環境だったんだな…。
ルーニー・マーラと能登さん、林原さんの声の美しさ、演技のすばらしさがあったから、なんとか最後まで見られた。
それなりに評価された映画らしいけど、どうして?どことなくプラトンっぽいから?サマンサが消えていくシーンは攻殻機動隊っぽくもあった。ともかく意味がわからない。AIが意志を持つSF映画なら、他にもっといい作品がたくさんあるんじゃないかな。
- 感想投稿日 : 2017年3月9日
- 読了日 : 2017年8月23日
- 本棚登録日 : 2014年12月25日
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