鏡子の家 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1964年10月7日発売)
3.78
  • (57)
  • (49)
  • (87)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 859
感想 : 71
5

むちゃくちゃ面白い。一番好きなのは夏雄。音楽家のclarkのインタビュー(timeout tokyo)を読んでいると、夏雄のことを思い出す。天才ゆえのピュアで危なっかしい制作への情熱。

下記はclark
「純粋なカオスだよ。満足する答えを出すのが難しいな。カオスや状態の領域でいえば、僕は間違いなくカオスの端にいる。」
「何事もなぜやるかを本当に理解している人って存在するんだろうか?それを把握したと思えばすぐに、現実というタマネギの別の皮の層みたいなものが現れて、無限の深淵に直面するよ。」
「渋谷のホテルのエレベーターに乗ったまま作曲したら、音楽にどんな効果が出るだろうって思って」

10年前くらいに読んだからまた読み直したい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月25日
読了日 : 2024年3月25日
本棚登録日 : 2024年3月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする