原題 上海宝贝
上海という都市の気分が纏わりついて、それに自覚なく身を委ねてる空気が一貫している…気がする。
倪可が自分を天天とマークに差し出すのは特別なことではないと思うし、眉を顰められる理由もない。
とかく、〝街〟というのは不思議だ。人々の営みは変わりないのに、どうしても雰囲気が出てしまう。
そして孤独。他人との関わりが濃密なほどに浮き出てくる。その意味で、いつも「退廃的」なのかも。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月8日
- 読了日 : 2021年8月8日
- 本棚登録日 : 2021年8月8日
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