大東亜戦争中に難破船から船長1人のみが救助された。
船長は最後まで一緒に生き延びた船員が死んだ後
飢えに耐え切れずその肉を喰らったと言う。
果たして船長は食肉目的で彼を殺したのではないだろうか。
他の船員はどうだったのだろうか。
船長のみが証言者の今となってはわからない。
武田泰淳「ひかりごけ」ほか全7章14話。
写真:釜谷洋史 デザイン:永井翔
ただのミステリー集ではなく
選者の自作と推薦作、それに関するエッセイと盛りだくさんです。
篠田節子さんとか馳星周さんとか自作は推薦作のオマージュも。
恩田陸「オデュッセイア」のSFっぽい感じが好き。キノみたいな。
山田風太郎「まぼろしの恋妻」は他のノートの物語も読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
オムニバス
- 感想投稿日 : 2010年12月11日
- 読了日 : 2009年4月13日
- 本棚登録日 : 2010年12月11日
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