本書は1980年代以降に書かれたドラッカーの論文28報とインタビュー記事2編からなる。「はじめて読むドラッカーシリーズ」はマネジメント編、自己実現編、社会編、技術編の4つからなるが、本書はビジネス編に相当すると言えるだろう。
28報の論文のうち最新のものでも10年前に書かれたものであるが、ドラッカーの指摘は現代のビジネスにおいてもそのまま通用し、古さを感じさせない。
逆に先見的な指摘については書かれた当時に読んでもピンとこなかったかもしれない。ドラッカーはマネジメントの神様と呼ばれるだけあって、その指摘は本質を突いている。この本の英文タイトルは「起業家のためのアドバイス」だが、このアドバイスの賞味期限は相当長そうだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経営
- 感想投稿日 : 2012年8月3日
- 読了日 : 2012年8月2日
- 本棚登録日 : 2012年8月2日
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