特捜部Q―檻の中の女― (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房 (2012年10月5日発売)
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本棚登録 : 255
感想 : 33

映画を観て面白かったのでKindle Unlimitedで原作を順番に読んでいます。
映画の記憶も薄らいできていますが、事件は同じでもいくつかの点は印象が違っていました。

原作では主人公刑事カールの内面がかなり詳しく書かれるので、映画ほどの不機嫌刑事っぷりは感じませんでした。あの不機嫌面の下にユーモアもあるんだな、と。
ただ彼と浅く付き合ってる人には映画版の印象に近いのかもと思いました。外面しか見えませんからね。

映画版では過去と現在のシーンが境目なく交錯していましたが、小説では年月日が見出しになっていて、いつの出来事かわかるようになってます。
なので、過去と現在の日付がだんだん近づいてきて合流するあたりはハラハラドキドキしながら快感もあります。「追いついた!」みたいな。

一作が長めのシリーズですが面白いので続けて読んでます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月23日
読了日 : 2022年11月23日
本棚登録日 : 2022年11月22日

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