久しぶりのノンフィクション。
クモは節足動物から進化してきた。しかも4億年も前から出現していたそうだ。
その繁栄に糸が関係しているのではないかという視点から、進化論、染色体の話など徐々にディープになっていくのだが、見慣れない言葉が飛び交うとどうも頭が拒絶反応をおこしてしまい、そのたびに読書が中断されてしまった。
「絹糸腺」、「大瓶上腺糸」とか「ブドウ状腺」、「ナシ状腺」とかどういったものか想像できない。
(そのうち「リンゴ状腺」「ミカン状腺」とかでてくるのでは。)
図や写真もところどころあるのだが、もう少し初心者にもわかりやすい解説をお願いしたいところだ。
と書いたものの、訳者あとがきによれが本書は「学術書」であるらしく、それであれば仕方が無いかと納得。
結局、蜘蛛の糸は糸タンパク質のアミノ酸で構成されていることがわかった。アミノ酸の配列まで判明しているのに、なぜ人工的に作れないのか、その理由については本書には記述されていない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2016年2月17日
- 読了日 : 2016年2月17日
- 本棚登録日 : 2016年2月8日
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