燃ゆるとき (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2005年9月22日発売)
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本棚登録 : 447
感想 : 43
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高杉良さんが書いた、企業実名モデル 小説。

インスタント食品で名高い東洋水産を取り上げ、森社長がどのように会社を立ち上げ、苦労し、育て上げたかを詳細に記した、社史とでも言うべき一冊。

お金のやりくり、親会社との駆け引き、競合他社との熾烈な裁判。一世紀近く前のことにはなるが、リアルな会話と共に著者が現代に甦らせている。

東洋水産といえば、インスタントラーメン、マルちゃんの愛称でおなじみだが、なぜ「水産」の文字が入ってるのか、いまいち分からなかった。しかしこの本を読んで、合点がいった。東洋水産にとって、水産は「祖業」。外せないわけですね。

これも、時間を忘れて、読みふけった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年2月26日
読了日 : 2024年2月26日
本棚登録日 : 2024年2月5日

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