ありきたりの経済学者でない、脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・実業家である著者ならではの、所謂、経済現象の分析・評価・将来見通しについては、納得できるところが多い。
世界経済のカースト制度がわかれば、資産を守れるとまえがきにあり、カーストのトップに位置する欧米巨大銀行オーナーの力が続く限り、戦争もなくらなないメカニズムが理解できる。
リンカーン、ケネディが主張し実行した法貨の発行が如何に紙幣をするまくり利益を得るカーストトップのご機嫌をそこねるのか、恐ろしいばかりである。
FRBの設立の加担したウッドー・ウィルソン大統領が死ぬ前に残した言葉「私は、いやいやながらも、私の政府を冒涜してしまった」が象徴するように、国民が選んだ為政者トップに対する欧米巨大銀行の横暴はそんじょそこらのものではないのでしょう(怒)。
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カテゴリ:
経済
- 感想投稿日 : 2012年12月11日
- 読了日 : 2012年12月11日
- 本棚登録日 : 2012年12月8日
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