サクリファイス、犠牲、いけにえ?自転車?
表紙を見た時の印象だ。
タイトルとイメージが繋がらなかった。サイクルロードレースというスポーツに興味を持つ機会もなかったから。
主人公は、プロのロードレースに所属する白石誓。各地で開催されるレースをこなしながら、チームの中でアシストとして成長していくストーリー。
ロードレースには、エースとアシストという役割分担がある団体競技なのだという。
アシストの選手は、エースを勝たせるために走る。その結果、自分の順位を下げることになっても。
先頭の選手は、空気抵抗をひとりで受けることになるから、相手がライバルだとしても先頭交代をするのがマナー、フェアプレー精神が求められる紳士のスポーツらしい。
読み終えて、放心だった。
何という物語なのだろう。苦すぎる。
紳士とは?
フェアプレーとは?
まるで武士道のような振る舞いに思えてならなかった。ロードレーサーとしての誇り、信念、勝負に対する熱量、後進の育成、ロードレース界の発展、先を誰よりも見据えていたのは…
サクリファイス
献身に近いものを感じた作品でした。
生々しい怪我や死の描写は苦手、読みながら鉄の味してあちこちヒリヒリしてくるから。
シリーズらしいけど、次に進むか迷うな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月30日
- 読了日 : 2023年1月26日
- 本棚登録日 : 2022年12月18日
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コメント 2件
ヒボさんのコメント
2023/01/30
aoiさんのコメント
2023/01/31