処方箋のないクリニック (小学館文庫 せ 2-10)

著者 :
  • 小学館 (2023年9月6日発売)
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感想 : 23
4

こちらは職場から少し歩いたところにある書店で
平積みされていて手に取りました。
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治療が
必要なのは
病気じゃなくて
人間関係でした

緑内障、高血圧、肥満、アトピー……
ありふれた症状が
引き起こす奇妙な
事件にメスを入れるのは
型破りな名医!!
心温まる医療小説!
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最初は、伊良部先生みたいなのを想像してました。
ぶっ飛んでて、
ひっかきまわして軽い事件を起こして笑、
最後は何だったんだろう、
でもなんか良くなってる、みたいな。笑

そんなイメージとは全く違いました。苦笑

患者さんが多くて、
ひとりひとりゆっくりと話しを聞く暇もない。
総合内科は青島先生と看護師のミカの二人だけ。
訪れる患者さんを診ているうちに、
病気を通して、
患者さんを取り巻く環境まで理解し、
何に対処すべきかを導き出していく。

突飛だったり、斜め上というわけでもなくて、
青島先生はちゃんと医師として診察を行っているので、
安心して見守りながら読み進められる一冊です。

こーゆーシチュエーションや環境は、
どこかにあるんだろうなあって。
他人事ではなかったです。

特に病気やケガをすると、
100%の自分ではいられないし、
行動も制限されれば生活を見直さなければいけないし、
年齢を重ねれば重ねるほど、
思った動きはできなくなっていくし。

青島先生のように思っていても、
なかなか実行できない現実もあるんだろうなあ。

みんなが悩んで迷ってるなか、
青島先生が診察をもってヒントをくれます。
癒されたい方にお勧めです…!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仙川 環
感想投稿日 : 2023年11月18日
読了日 : 2023年11月18日
本棚登録日 : 2023年11月18日

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