向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2008年7月29日発売)
3.29
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本棚登録 : 31730
感想 : 3564
4

YouTube「ほんタメ」で紹介されていた一冊です。
ずっと気になっていて書店で手に取ったら、
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8億円売れているどんでん返し!
どんでん返し王・道尾秀介の
最どんでん返し!
8億売れた面白さ、体感してください!
-------------------------
という、すごい帯が。笑

物語は、
主人公のミチオが、
同級生S君の首吊り死体を見つけるところから
始まります。
でもその死体が消えていた…。
消えた死体と、あるものに姿を変えて現れたS君。
事件の真相と、S君の体を探すことになる。

読み終わった後は、
「え…なにこれ…?」が第一の感想でした。苦笑

他の方のレビューを読んで、
私の言葉にならない「なにこれ」に対して、
そういう感想を持つのかと納得しました。

作中の異様な空気や違和感が、
気味が悪く、設定は夏なのに薄ら寒い雰囲気で、
物語が終盤に向かうにつれ、
小学生たちがどんどん饒舌になっていく様に、
読者の私は、置いてけぼりになったような気持ちでした。苦笑

これは忘れられない読書経験になりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー、サスペンス
感想投稿日 : 2023年10月30日
読了日 : 2023年10月13日
本棚登録日 : 2023年10月30日

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