うーん、何とも言えない重い読後感……。『魂込め』の感想で、「本土/沖縄、この世/あの世、大人(の男)/老人・子ども、男性/女性、などなど、さまざまな対立軸が示しつつ、前者と後者のあわいに生きる人たちの姿を描きながら、前者の人々の『まなざし』(の権力性)を撃つ作品」と書きましたが、それはこの作品集にも言えることだな、と思いました。この人の作品の通奏低音、というところでしょうか。収録された5篇の中では、最初の「魚群記」がよかったですね。(20071122)
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ブンガク
- 感想投稿日 : 2007年11月23日
- 本棚登録日 : 2007年11月23日
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