難民高校生----絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル

著者 :
  • 英治出版 (2013年3月25日発売)
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本棚登録 : 272
感想 : 29
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環境や周囲の大人とのすれ違いで渋谷を徘徊する難民高校生となってしまった著者が様々な出会いによってそこから抜け出せたのはたまたま運が良かったからなのかも知れない。誰にでも難民に陥る可能性はある。そして周囲の友人に恵まれなければ、努力だけでは抜け出せないことも多いと感じた。それだけにリアル。大人は彼らに何がしてあげられるか。
学校で彼らが接するであろう「先生」と呼ばれる人たちのほとんどは学生時代「ダメな子」ではなかったと思うので、正直荷が重い問題だと思う。では、誰が難民高校生を救えるんだろうか・・・。著者の活動が一人でも多くの若者に希望を与えてくれればと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年1月20日
読了日 : 2015年1月20日
本棚登録日 : 2015年1月16日

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