月の採掘場で未知のウイルスに感染してしまった宇宙飛行士たち。なんとか地球に帰り着くも着陸に失敗、船橋のタワーマンションに墜落してしまう。ウイルスの拡散によって船橋市内にエピデミックが発生し、感染症対策チームが乗り込む…、という一部タイムリーなお話。ミステリの新人賞の受賞作品です。
残念、not for meでした。
大枠で言えば詰め込みすぎかな…。宇宙船ハザードと市街地墜落のパニックと感染症パニックが全部入ってます。
ミステリの賞だからいいって訳でも無いでしょうけど、SFとしてはいろいろ辛い。
序盤、「空気」タンクとか「空気」循環を全部「酸素」と書かれた時点であんまり正確にする気はないなと…。
科学者ばっかりの登場人物が、危機に際してずいぶんと科学的でないのも気になる。
未知の致死性ウイルス満載の遺体を地球に降ろそうとする管制センターは無いでしょ。
と、この辺にしておきます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内ミステリ
- 感想投稿日 : 2020年5月26日
- 読了日 : 2020年5月26日
- 本棚登録日 : 2020年5月26日
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