「うちに帰れて嬉しいかい?」
ショーダンサーのルディと弁護士のポールのゲイカップルが、母親が逮捕されて路頭に迷ったひとりのダウン症の少年マルコを保護し、家族として暮らす話。
幸せな時間を引き裂いたのは、法と、ゲイに対する偏見の目。1979年、カルフォルニア。言葉を尽くして検事や裁判長に訴えかけてもなんの手応えも無い、そんな無力感を一緒に味わうという映画です。
40年前の「世間」の中でマイノリティが普通に暮らすことがどれだけ難しかったか。
「みんなと同じ」でなくても生きていきやすい世界に少しずつ成っている、と思っていますが、行きづらさを感じる人たちがたくさんいるのも知っています。
我々はもっと多くのことを学ばなくてはいけないのですね。
Twitterで、「出来ればもう絶対観たくないが一生に一度は観ろ。立ち直れなくなったらグッドオーメンズを観ろ。」と言われていたのに先にグッドオーメンズを観てしまいました。どうしよう。もう一回観なくちゃ。
救いのない物語ですが、そう、現在を生きる全ての大人たちに観てほしい。
観終わったらグッドオーメンズを観ましょう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画・映像作品
- 感想投稿日 : 2020年5月26日
- 読了日 : 2020年5月24日
- 本棚登録日 : 2020年5月24日
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