ナポリタン (小学館文庫 Y う- 8-1)

著者 :
  • 小学館 (2006年4月1日発売)
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本棚登録 : 26
感想 : 10
4

私はナポリタンが好きだ。それも洋食屋や喫茶店のナポリタン。
イタリアンレストランではまず頼まない。対外、自分好みのナポリタンに出会えないからだ。
パスタはトマトソース、クリーム、ペペロンチーノ、カルボナーラ、和風など何でも好きだけど、ナポリタンだけは変なこだわりがある。

“パスタ”って感じじゃなくて、“スパゲティ”というネーミングがよく似合い、
“トマトソース”って風味よりも、“ケチャップ”って感じで、
“本格派”よりも“庶民的”で、
“流行”よりも“ノスタルジック“なナポリタンが好きなのだ。

この本はそんな私を満足させてくれた。

歴史から、ケチャップ工場から、各メーカーのケチャップでナポリタンを作った場合の味の違いなど、幅広く載っていて楽しめる。
全国のナポリタンの名店が紹介されているのも良い。
私好みのナポリタンが食べられる店は案外少ない。
近所にはパスタが食べられる店はたくさんあるが、美味しいナポリタンが食べられる店はほぼゼロ。

横浜はナポリタン発祥の地というだけあって、ナポリタンが美味しい店はたくさんある!
ホテルニューグランドがナポリタンの発祥だけど、私はまだ食べていないんだよね。ナポリタン好きの私にとっては聖地とも言える店だけど、値段を見ると1365円…。なんか庶民的じゃなく高級なんで、その時点で惹かれないんですよね…。なんかガッカリしそうで食べるのが怖いというか…。

私の中でナポリタンが一番美味しいと思うのは、横浜のセンターグリル。アルマイトの皿に盛られた甘めのナポリタンで、値段も650円というのも私のハートを射止めるのだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本(食)
感想投稿日 : 2010年1月30日
読了日 : 2010年1月30日
本棚登録日 : 2010年1月30日

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