私はナポリタンが好きだ。それも洋食屋や喫茶店のナポリタン。
イタリアンレストランではまず頼まない。対外、自分好みのナポリタンに出会えないからだ。
パスタはトマトソース、クリーム、ペペロンチーノ、カルボナーラ、和風など何でも好きだけど、ナポリタンだけは変なこだわりがある。
“パスタ”って感じじゃなくて、“スパゲティ”というネーミングがよく似合い、
“トマトソース”って風味よりも、“ケチャップ”って感じで、
“本格派”よりも“庶民的”で、
“流行”よりも“ノスタルジック“なナポリタンが好きなのだ。
この本はそんな私を満足させてくれた。
歴史から、ケチャップ工場から、各メーカーのケチャップでナポリタンを作った場合の味の違いなど、幅広く載っていて楽しめる。
全国のナポリタンの名店が紹介されているのも良い。
私好みのナポリタンが食べられる店は案外少ない。
近所にはパスタが食べられる店はたくさんあるが、美味しいナポリタンが食べられる店はほぼゼロ。
横浜はナポリタン発祥の地というだけあって、ナポリタンが美味しい店はたくさんある!
ホテルニューグランドがナポリタンの発祥だけど、私はまだ食べていないんだよね。ナポリタン好きの私にとっては聖地とも言える店だけど、値段を見ると1365円…。なんか庶民的じゃなく高級なんで、その時点で惹かれないんですよね…。なんかガッカリしそうで食べるのが怖いというか…。
私の中でナポリタンが一番美味しいと思うのは、横浜のセンターグリル。アルマイトの皿に盛られた甘めのナポリタンで、値段も650円というのも私のハートを射止めるのだ。
- 感想投稿日 : 2010年1月30日
- 読了日 : 2010年1月30日
- 本棚登録日 : 2010年1月30日
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