完全独習 統計学入門

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2006年9月28日発売)
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本棚登録 : 256
感想 : 20
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統計学の入門の入門である。

最初に平均や標準偏差の意味を言葉で説明する。本書いわく、標準偏差の説明にここまで紙面を使って解説するのは本書以外にない、というくらいに説明している。
標準偏差ってそんなに理解しにくい概念だろうか、と思うけれど、おろらく筆者の経験上、初学者は標準偏差という概念がとっつきにくいということを知っているのだろう。

その後に、具体的に統計とくに検定について説明している。
検定の流れを説明する感じである。詳しい数学的な説明はすべてすっとばして、χ二乗分布やt分布を天下り的に与えて、こんな式変形すると95%の信頼区間で検定できるのだ、という流れ。

まぁ初学者で少し統計を知っている人が復習のために読むくらいで、少しまじめな統計の教科書の準備段階で読むくらいの本であると思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2021年1月24日
読了日 : 2021年1月24日
本棚登録日 : 2021年1月18日

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