最近川上弘美さんの短編集を続けて何冊か読んでいて、どれもよかったけれど、これについては全話いいな、と思った。
中でも特に好きなのは「金と銀」「夜のドライブ」。
表題の「天頂より少し下って」に何度か出てくる、埒もあかないぐるぐる思考、自分にもあるなあ。そのうち一部をあえて声に出す、っていうのも、あるなあ〜と思った。
生きてゆくことって、男女問わず、年齢問わず、いろいろな人との関わりから逃れることはできないんだな、それが幸せか不幸せかはわからないな、でもわからなくても、わからないなりに考えながらどうにか日々を過ごしていくしかないんだよな、みたいなことも感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月15日
- 読了日 : 2024年4月15日
- 本棚登録日 : 2024年4月2日
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