ありす白書 (ディアプラス文庫)

  • 新書館 (2008年3月10日発売)
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本棚登録 : 110
感想 : 11
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要らない内容とその説明が多い。妹の容姿とかすごさとかは最初の説明からよく分かったからそこまでぎっしり書かなくてもいいと思う。正直いってつまらない。その分、もっと受けの子に使って才能とか内心とか攻めへの思いとか細かく書いてくれたほうがよかったのに。

自分は決して強引で傲慢な攻めは嫌いではないが、この攻めの性格や行動ははっきりいって好きになれない。受けを好きになるきっかけも、はあ?これだけで興味を?ただこれだけで好きになるの?冗談だろ!っ思うくらい薄っぺらい。この攻めから誠実さや一途な恋は感じられません。浮気しそうだし、いつか興味を引くような人間と出会えたら受けはポイ捨てされるでしょうっていう気持ちしか残らなくて、後味が悪いというか、読み終ってスッキリしません。書き下ろしもただエロだけで何のためにあるんだろうって思う。一応攻めは受けにメロメロだよっていうことを読書にサービスしたいのは分からなくもないが、受けは別人過ぎて自分何を読んでいるんだろうと思わずにいられませんでした。受けも落とされやす過ぎてもっとプライドとか葛藤があってもいいじゃないのか。なにもかもが外れ過ぎて読むのが苦痛だった1冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2020年3月23日
読了日 : 2020年3月23日
本棚登録日 : 2020年3月23日

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