想像上の人物である石堂一徹を描いた作品。ネットにある本の紹介はこうだ。「天文十八年(一五四九年)。武田と長尾に挟まれ、土豪が割拠する中信濃。山深い名もなき城に、不幸なまでの才を持つ孤高の合戦屋がいた―。『もはや拙者には、富貴も要らぬ、栄華も要らぬ。願うはただ、殿を天下人にすることのみでござる』。」ちょっと現代風に脚色しすぎの感はあるが、デビュー作だということを差し引いて考えても、なかなか面白い。出版社が「のぼうの城」を意識しているのは読まなくてもわかるが…。ところで、北沢秋という作者、素性がわからないのでネットで調べたのだが、いまひとつわからない。作者の画像もない。定年後に書き始めたので60代という説もあるが本当だろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月19日
- 読了日 : 2011年12月1日
- 本棚登録日 : 2018年11月19日
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