友達100人できるかな(1) (アフタヌーンKC)

  • 講談社 (2009年8月21日発売)
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本棚登録 : 479
感想 : 41
3

期待していたのとは・・・<br /><br />『ラブロマ』のとよ田みのるのアフタヌーンで連載される最新作。既刊は2巻まで。<br /><br />子どもが生まれたばかりのある小学校教師のもとに、謎のやる夫系宇宙人があらわれ、彼を小学生時代にタイムスリップさせる(厳密にはパラレルワールドと言う設定)。そしてそこで人類の滅亡を阻止するため、友達を100人作って、人類の「愛」を証明することを迫られる。<br /><br />『ラブロマ』ファンの自分としては、期待を裏切られた気分。<br />ただ、その裏切りが良い意味だったのか、悪い意味だったのかは、まだ未知数。<br />過去へ行ってからは、一話につき友達を一人増やして行く、一話完結型になっているが、そのひとつひとつが意外にあまりよくない。<br />『ラブロマ』や『フリップフラップ』ほど響かなかった。<br />ただ、もしかしたらこの主人公と同世代、現在30代半ばくらいの世代の人にとっては、小学校の世界はものすごくノスタルジーをかきたてる内容になっているのかもしれない。<br />まだ20代の私でも、作中の小学生の生活風景を見ていると、なにか胸に去来するものがある。<br /><br /><br />一巻の展開としては、そんなに目新しいものではないし、とよ田みのる節もそこまで生きていないのは確か。<br />ただ最後に登場したあるキャラクターの存在によって、この先の展開が激変する匂いがしてきた。<br />一応2巻までは読んでみようと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2009年12月30日
読了日 : 2010年1月2日
本棚登録日 : 2009年12月30日

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