金融史がわかれば世界がわかる: 「金融力」とは何か (ちくま新書 516)

著者 :
  • 筑摩書房 (2005年1月1日発売)
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本棚登録 : 238
感想 : 14
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やーっと読み終わった!わたし読むの遅いなー。
しかしこれタイトルは「金融史〜」だけど、サブタイトルの「金融力」がメインである。まあ「金融史がわかれば世界がわかる」なので、歴史の本ではないんだけどさ。
なので、最初はイギリスポンドの覇権の話から入っていかにも金融史なのですが、途中からわりかし細かい金融のしくみに関する文章が増えてきて、初心者にはちょっとだるい。だから前半と後半はすぐ読み終わったけど、3,4章は正直めんどくさーとすら思ったw
あと、時代の流れの問題ではあるのだが、ユーロの金融力とかどるとユーロの二極化とか言ってしまっているのが今になってみると虚しいね。ユーロがどーにか持ち直してまた発展したらこの著者たいしたもんだけど。それでも「ユーロの金融力(笑)」とか言いたくなっちゃうくらいには寒々しいものが…。
「金融力」の概念に触れられたことは大きな収穫でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2012年1月10日
読了日 : 2012年1月10日
本棚登録日 : 2012年1月10日

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