凄すぎて笑ってしまった。デタラメなようで整合性があるし、観ててすごく気持ち良かった。
デヴィッド・リンチ監督作品との類似点を指摘されてるのはたぶん『マルホランド・ドライブ』と『ロスト・ハイウェイ』のことだと思うけど、僕はどちらも鬱になって劇場から出たクチなので、ユーモアを増量して和訳したようなこちらのほうが好きです。
英語にも海外の風土にも明るくない身としては、日本人が日本語で作った奇妙な世界のほうが、感覚に集中できるし「体験」としてより深く映画に入り込めて良い。
同じ役者の同じセリフが、違うシーンで違う意味に使われるくり返しの表現とか、コンビニの10円のくだりとか、ユーモアとアイロニーに満ちた不思議な体験ができて、めちゃくちゃ面白かった。
色眼鏡をかけないで観ることをおすすめします。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2011年8月14日
- 本棚登録日 : 2011年8月13日
みんなの感想をみる