クラスの中で仲間を作ろうとしない“ハツ”。
学校にいる間の孤独で息苦しい時間、生徒の世界で起こっていることが繊細に描かれている。
仲間をつくろうとしている側、しない側の境遇に共感する部分が多い。
クラスの男子でハツと同じように単独の“にな川”にハツは興味を持ち距離を縮めていく。
恋愛ではない“にな川”への興味。本当に恋愛対象じゃないのか?
いためつけたい、苦しむ姿をみたいという欲望は、ハツ自身が“にな川”を見下し優越感に浸りたいという気持ちにも思える。
読書状況:読み終わった
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本
- 感想投稿日 : 2012年7月22日
- 読了日 : 2012年7月22日
- 本棚登録日 : 2012年7月21日
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