かぼちゃス-プ

  • アスラン書房 (2002年5月1日発売)
3.92
  • (62)
  • (60)
  • (67)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 686
感想 : 82
3

仲良しの猫とリスとアヒルが一緒に住んでいる。
3匹はカボチャスープを作るときにそれぞれ役割分担を決めていた。
猫がカボチャを切って、リスがスープを作ってアヒルが味付け。
その後は3匹でそれぞれ楽器をひいて演奏会。
とても仲のいい3匹だった。
でもあるときアヒルがスープを作りたいとリスのスプーンを持ち出した。
リスがこの仕事は譲らないと言うと、することがないからとアヒルは出ていってしまった。
しばらくしたら帰ってくるだろうと思っていたのに帰って来ない。
アヒル抜きでカボチャスープを作ると塩加減が難しくておいしくならなかった。
アヒルは庭の畑を見てもいない。
夕飯の時間になっても帰って来ないので猫とリスは心配になり探しに出掛ける。
もしかしたらオオカミや魔女に見つかっているかもしれない…。
もしかしたら自分達よりも気の合う友達を見つけたのかもしれない…。
崖から落ちたかもしれない…。
いろいろ探すけれどアヒルは見つからないので、暗い気持ちで家に帰ると家に明かりがついている。
アヒルが帰ってきていた。
そこで3匹はアヒルにスープをよそわせてみていつも通り仲良く。
でもそれもアヒルが猫のバグパイプを使いたいと言い出す前までは…。
最後のページには楽器を巡って喧嘩をする3匹の絵が。


絵がダヤンみたいにちょっとリアル。

このアヒルみたいな空気が読めないというか懲りない人っているよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2012/01
感想投稿日 : 2012年1月27日
読了日 : 2012年1月27日
本棚登録日 : 2012年1月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする