蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)

著者 :
  • 集英社 (2005年6月3日発売)
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本棚登録 : 2047
感想 : 328
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文章が美しくてもの悲しくて、
読み終わりたくないような早く読み終わってしまいたいような、不思議な気持ちだった。
10年以上前に書かれた本で、舞台も昔に設定されているけれど、「私たちがこれからの時代を作っていくことができるのか、それだけの価値がある国なのか」という最後に書かれていたことは今も色褪せることなくあるテーマで、私も考えたいなと思った。
あと、その人の歴史を気持ちごと記録するという「しまう」という行為は、超能力だけど、私たちも本を書いたり読んだりすることでできることだと思った。
図書館で借りて読んだけど、これは手元に置いておきたいなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年9月17日
読了日 : 2018年9月17日
本棚登録日 : 2018年9月17日

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