密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2010年1月15日発売)
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本棚登録 : 3951
感想 : 378
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歌野さんの作品を読むのは葉桜に続き2作目。
話の設定上仕方ないけど、序盤から何の罪もない人々がバッサバッサ殺されていくから「これはフィクションだ」と強い意志を持って読まないとあまりの倫理観の無さに挫けそうになる。笑

自分で推理できたポイント
第1のゲーム→干支が絡んでる
第2のゲーム→外で殺して首を室内に運んだ
第3のゲーム→気付いた点無し
第4のゲーム→引越しの時から天井裏に潜んでいた
第5のゲーム→殺された兄はコロンボで家族が犯人

あとチャットメンバーの中に絶対主人公の兄がいると思ってたし、なんなら家族全員メンバー内にいるのでは?くらいに疑っていたので最後のどんでん返しはそこまでの驚きは無く。
比較的難易度低めの謎ばかりで自分も登場人物たちと一緒に謎解きに参加できた点は楽しかったけど、騙された!感はさほど無かった。
そして終わり方がかなりの消化不良…。突然のオフ会、ロシアンルーレットは意味不明だし、メンバーのキャラもブレブレだし、結末は続編に続くっていうのもモヤモヤ。
なかなかの長編を頑張って読んでこの読了感なので、続きはたぶん読まないかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月2日
読了日 : 2024年4月1日
本棚登録日 : 2024年4月1日

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