「ともしびをかかげて」に続くローマン・ブリテンの終焉と新しい時代の黎明を、アクイラの直系の一人の少年を通して描く。
ブリトン人にとっては辛く苦しい時代で、主人公オウェインも奴隷となる時期をはさむけれど、いわゆる七王国時代なのでサクソン人にとって歴史に残る出来事がいろいろ起きている。
という時代背景とは別に、ドッグと呼ぶ犬やレジナ(女王)という名の孤児の少女、テイトリ(子馬)という白馬、そして人々とオウェインとの交流で成長する少年を応援しながら読め、大きな感動はないけど読後感は爽やか。
この後でイルカの指輪は「剣の歌」「シールド・リング」へと受け継がれる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
和洋時代小説
- 感想投稿日 : 2011年11月29日
- 読了日 : 2011年11月29日
- 本棚登録日 : 2011年11月29日
みんなの感想をみる