人間の孤独が鋭く、痛々しく描かれています。主人公たちの行動が度をすぎて滑稽になっていく様子に笑いながらも深く共感してしまう作品でした。映画監督でもある作者だからかそれぞれの場面が映像のように鮮やかに浮かんできました。訳者が岸本佐知子さんなのもいいですね。エッセイから推察されるお人柄だと、彼女も主人公たちにずいぶん共感しながら翻訳されたのではないかと・・・勝手に思っています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外小説
- 感想投稿日 : 2013年8月15日
- 読了日 : 2011年9月23日
- 本棚登録日 : 2011年9月23日
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