すごく素敵でした。
読み終わったあとに、
本当にココアを飲み終わったあとのように温かくなる
そんな素敵なお話でした。
今作がデビュー作だというこの方。
優しい語り口調が気に入ったので、
これからも温かい作品を書いてほしいなぁ。
14歳の少女が足を踏み入れたママとパパの話。
そこにはパパの深い深い愛情があって、
それに幾度となく触れるたびについついため息をついちゃいました。
パパがしてきたことって、並大抵の覚悟じゃできない。
ゆっくりと寄り添うようにでも大きな愛情でママを支えてきたパパ。
そんな二人の元で生まれたロンは幸せものだね。
色んなところに愛の溢れた作品でした。
パパもママも、ロン、敦志くん、ミッキー、恵子さん、
青山さんも、大久保さんも、俊輔も。
みんなみんなそれぞれに優しいのです。
それぞれの愛を抱えて生きているのです。
本当に読み終わったあとに、
なんともいえない温かな気持ちになれます。
最後には、その温かさにちょっと涙してしまいました。
すごくお勧め。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2009年10月22日
- 読了日 : 2009年4月2日
- 本棚登録日 : 2009年4月2日
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