中国原産の茶が,イギリスに定着して世界商品となり,どのように歴史を動かしていったのか。また近代化後,日本茶の海外進出の試みはどういう道をたどったか。日本茶の話は少々退屈だった。
著者はしきりに茶の湯の文化をとりあげて,緑茶は精神的な色合いが濃く,紅茶は物質的な色が強いと主張してるのだが,これにはちょっと違和感。砂糖や牛乳を入れる入れないの違いからそこまでいくのは深読みな気が…。
それと「ナウい」という死語が頻出したのには面食らった。1980年初版だから仕方ないか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2012年10月19日
- 読了日 : 2012年10月19日
- 本棚登録日 : 2012年9月9日
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