原発論議はなぜ不毛なのか (中公新書ラクレ 458)

著者 :
  • 中央公論新社 (2013年6月7日発売)
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感想 : 8
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流し読み。この二年間でいろんな雑誌,新聞,ネットメディアに書いた文章を収録。事故以前から,原発と社会についてじっくり考えてきた著者だけあって,それほど偏ってもないのだが,正義感がちょっと上滑りしてるような印象があった。
例えば172頁で「『経済性』、『電力供給の安定性』、『環境負荷の少なさ』といった原発優位性の神話は、確かに福島の事故を経て崩壊した」とか言ってるけど,何だろこの書きぶりは。議論の余地はあるのに,切って捨ててどうするの。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 原発・放射能
感想投稿日 : 2013年8月29日
読了日 : 2013年8月29日
本棚登録日 : 2013年8月29日

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