普段の建築の仕事をする上で「センスがないからわからない」と言われることが多く違和感を感じていたが、この本に「知識に基づいて予測することがセンス」であると書いてあり腑に落ちた。
以下自分の好きだった内容を抜粋。
・みんながへぇーと思うものは、ある程度知っているものの延長線上にありながら、画期的に異なっているもの。「ありそうでなかったもの」
・ものをつくる人間は、新しさを追い求めながら、過去へのリスペクトも忘れないことが大切なのではないか。
・はるか遠い未来に飛んでしまっては、消費者は未知のものへの恐怖心や違和感を覚え、ついてきてくれない。
・「感覚」という言葉に逃げずにデザインの説明ができなければならない。感覚とは知識の集合体。
・好き嫌いでなく例を挙げてセンスを磨く。
好き嫌いとは、客観情報と対極にあるもの。
・センスを磨くには、センスを活用する技術を持つことも大切なのではないか。
・「いい企画を出してやろう」と悩みすぎて時間ばかり食っているなら、自分が得意な分野から考えてみることをおすすめする。
圧倒的に楽しくて効率も上がる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年4月1日
- 読了日 : 2022年3月29日
- 本棚登録日 : 2022年3月6日
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