泥棒に追い風 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店 (2010年11月5日発売)
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本棚登録 : 88
感想 : 7
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リストラされ、家族を養うため、生まれて初めて他人様の家の泥棒に入った有田。その家には一人暮らしの老人がいて、なんと有田に百万円をくれたが、翌日、何者かに殺される。実は、老人は裏社会では有名な“H興業”の美貌の女社長・清原さつきの失踪した父親だった。有田を疑うさつきは真相を探るため、彼を自分の秘書に雇うが…。大好評「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、第十六弾。


本作でもう第16弾なのかぁ・・・
すごいなぁ。

中学~短大時代に読み倒した【赤川作品】。
ミステリーも青春モノも、
赤川氏の作品ならば「ハズレなし」と、とにかくむさぼった。

シリーズモノも多く、なかでも本シリーズは
痛快で大好きだった。

他作家さんに移行し、読書の幅が広がってからは、
なんとなく読む機会を逃していたものの、
「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズについては、目に付く限りの範囲で読んでいるつもり。


相変わらずクールで奔放な刑事・真弓、
職業が泥棒とはいえ、なぜだかめちゃくちゃかっこいい淳一の夫婦。
作品内のふたりのやりとりを見る度、うらやましくなる。
報われないながらも一途に真弓を慕い、
かわいそうなくらいに従順な部下である道田くん。

変わりなく存在し続ける3人に安心する。

今回のストーリーも、ラストに近づくにしたがい、
急展開だったり、いいオヤジが少女アイドルにいれこむなど、
微妙な点はあったものの、サクサクっと読めてしまった。

今後も追いかけたいシリーズのひとつです。



《2010年12月8日 読了》

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読了/保管中
感想投稿日 : 2010年12月8日
読了日 : 2010年12月8日
本棚登録日 : 2010年11月9日

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