狂気の物語と書いてたけど流石イギリス、お上品な狂気だなあ……とか考えて読んでたけど、蠅の王の辺からは一気に息の詰まるほんとにとんでもない狂気の連続だった。レベル違いすぎる……。
最初から読んでたら、自分も少し運が悪ければこうなり得るって思えるのがほんとに怖い。最初は統率されてても、ほんとに小さな切っ掛けで崩れてしまう人間の文明の脆弱性が身に染みる……。
最後まで救いがなくて、陰鬱とした気分になる。読み終わった時のじわあって来る感動が最高の小説だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月24日
- 読了日 : 2021年8月24日
- 本棚登録日 : 2021年8月22日
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