ひとかげ

  • 幻冬舎 (2006年9月1日発売)
3.39
  • (43)
  • (78)
  • (196)
  • (23)
  • (4)
本棚登録 : 600
感想 : 131
3

端的に述べるのであれば、闇で病みな話。ばななのテーマであろう「生と死」が核。10年以上前、よしもとばななが吉本ばななだった時に書かれた「とかげ」を新たに加筆修正したモノ。若かった頃に書いたそれに、齢を重ね、年を経た著者自身が違和感を感じ、書き直して発刊に至ったのがこの「ひとかげ」。「とかげ」よりも丁寧で文章が巧くなってる。けれども、荒削りな「とかげ」の方が好き。 「ひとかげ」のあとに「とかげ」も収録されてるので読み比べ可能。内モモでなく、うなじに彫りたい。トカゲ印。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2008年5月14日
本棚登録日 : 2008年5月14日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする