終末のフール (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2009年6月26日発売)
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読書日数 19日

「終末のフール」という題を含む8篇の短編集。全て主人公や登場人物は違うのだが、全ての短編に共通のテーマが「5年前に『8年後に小惑星が地球に衝突する』とニュースで告げられ、地球滅亡まであと3年である」という、とんでもない状況である。

ここで「3年で地球滅亡」と言われた人間たちは、どんな思いで生きていくのか?いきるということは、どういうことなんだろうかという、壮大なテーマでの短編になっていて、考えさせられるものでもあった。

確かに「あり得なくない」シチュエーションで、自分がその立場だったら、どういうことを考えて生きていくのかということを考えるきっかけになりそうな1冊。

いかんせん、読むのに時間をかけすぎたこともあって、いまいち印象が薄まってしまった。

でも、読後感は結構良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年11月9日
読了日 : 2016年11月9日
本棚登録日 : 2016年11月9日

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