この国の差別という歴史と、その反差別の活動家達のルポ。
読み応え抜群。
突破者、万年東一などの名作に次いで、宮崎学氏の権力や差別、既成概念への反骨の眼差しの一つの集大成といえよう。
差別という概念や実態とその歴史などは、いまではこうして体系的に知る事は少ないのではないだろうか。
休み休み読んでいたが、なかなか読み手の集中力を要求するボリュームである。
じつはこういう本は一気き読まないと、体内に入ってこないのだがなかなかそうはいくまい。
宮台真司氏の解説なども付いて、非常にお徳。
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- 感想投稿日 : 2008年8月3日
- 本棚登録日 : 2008年8月3日
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