ル・グウィンの語り口が好きだ。存在の手触りのするファンタジーだと思う。暗い印象もあるけれど、女性らしい優しさも感じる。血を通じて伝わるギフトをめぐる、父と子の葛藤はとてもリアルで悲しい。私たちもまた親からギフトを受け取るけれど、もちろんそれが親の期待するとおりとは限らない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2016年3月25日
- 読了日 : 2016年3月25日
- 本棚登録日 : 2016年1月27日
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