イラクへ派遣された兵の苦しみが描かれている。
苦しみの中、現実逃避する兵が採りあげられ、勇敢に敵へと立ち向かう理想的な兵士像とは異なる兵士が描かれており、そのギャップに戸惑う兵士、そして兵士として派遣された息子の死後、実態を知って悲しみにくれる父親が描かれている。
現実と理想は異なる。期待すればするほど裏切られる。戦争に付随する兵士そしてその家族の苦しみという社会問題にサスペンスをミックスさせた良作。監督のイラク戦争ひいては反戦の思いを重々しく伝える手法も素晴らしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
シリアス
- 感想投稿日 : 2012年9月29日
- 読了日 : 2012年9月29日
- 本棚登録日 : 2012年9月29日
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